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問題をなくそうとすると、問題はなくらない
慢性的な身体の不調のある方や、不眠症、自律神経系の不調、
常にストレスを抱えている、なにをやってもうまくいかない方を
みていて感じるのは、
身体の不調や、悩みを「悪いもの」として捉え、
それを治そうとしたり、なくそうとしたりして、
必死に頑張っている方が多いです。
調子が悪いのなら、休んだ方がよいのに、
寝る間を惜しんで、夜中までネットや本で健康情報を読みあさり、
なにが原因なのか?自分のどこが悪いのか?
自分はこの症状かもしれない…
と考えたり、
いまはやりの健康体操や、エクササイズ、
健康食品をなどにはまり、
毎日、毎週病院通いで、検査や治療を受ける…
こんな毎日を繰り返せばするほど、
不調や悩みにフォーカスして体調を崩してしまいます。
実は、わたしも以前は同じように、
起きた出来事を「悪いこと」と捉え、それをなくそうとしたり、
逃げようとしていた経験があります。
けど、そうするとよけいに悪い方向にいってしまうんですよね(苦笑)
それでは、どうしたらいいの?
と思う方が多いと思いますので、あるクライアントさんの症例を
ご紹介したいと思います。
問題をなくすのを目標とせず、
楽しいことを目標にする
Hさんは、産後の腰痛で来院されたのですが、 |
なんで赤ちゃんは泣き止んでくれないの?
どこかおかしいのかしら?
私がなにかして怒らせたのかしら?
と、「子供が泣くこと=悪いこと」と捉え、
お子さんの機嫌に一喜一憂してしまっていました。
そうすると、お子さんが泣くだけで、
なにか問題があるかもしれない…
と感じて、常に抱っこするようになり、寝る間を惜しんで、
ネットで子育てについての情報を読みあさっていました(汗
この状態になると、常に悪いことにフォーカスしてしまい、
ちょっとお子さんが泣くだけで、自分のことを責められているように
感じるようになってしまっていました。
そこでわたしが提案したのは、
Mさんが楽しいと感じる
おでかけをする
これを目指すための第一歩に
忙しい育児の合間に、少しでもいいので、自分が落ち着く時間
(お茶をする、ドラマを見るなど)をつくるようにお願いしました。
そして、1週間後来院された時にお話を聞くと、
以前よりイライラしなくなり、落ち着くようになり、
そうすると不思議と、子供も機嫌がよかったそうです。
よく抱っこしてもあやしても、何をしても泣き止まない赤ちゃんを
私が抱っこすると、ピタッと泣き止むことがあります。
お母さんはびっくりされるのですが、
心身ともにゆるんでいる人に抱っこされると安心します。
(もしかしたら肉付きが良いだけかもしれませんが…)
早く寝て!
なんで泣き止まないの?
と、イライラしたりしていると、言葉にしていなくても、
赤ちゃんって、イライラ感を肌から、雰囲気から感じるんですよね。
そのことに気づいたMさん。
いつの間に気になっていた腰痛もなくなっていました(笑)
問題をなくそうとするのではなく、問題は置いておいて、
やりたいことに向かっていくと、自然と問題はなくなります。
もし、いま心身の不調で悩んでいる方、なにをやってもうまくいかない…
そんな方は、問題にフォーカスするのではなく、
やって楽しいこと(小さなことでOKです)を見つけ、
それを出来る範囲でやってみてくださいね。